ダイエットにおけるコエンザイムQ10と鉄の役割

人がエネルギーを生成する経路に、「電子伝達系」というものがあります。

結論から言うと、コエンザイムQ10がないと電子伝達系が働かず、エネルギーが合成されませんので痩せづらくなります。

これだけ重要な物質ですので、とうぜん体内でコエンザイムQ10を合成することができるようになっています。

しかしコエンザイムQ10の合成能力は加齢とともに低下してしまいます。

最高に合成されるのは20歳くらいまでで、40歳にもなると合成が足りず、不足するようになります。

80歳になると20歳のころに比べて心臓では42.9%、肺では51.7%、腎臓では65.3%にまで落ち込んでしまうと考えられています。

またコレステロールを下げるクスリなどを使っていると、コエンザイムQ10の合成も邪魔されてしまいます。 

つまり40歳手前になったら、あるいはコレステロールを下げる薬を使っているような場合は、サプリメントとしてCoQ10を摂取する事をお勧めします。

また、体内にある鉄のうち60~70%は細胞内のヘモグロビンに存在します。

ヘモグロビン内の鉄は酸素を運ぶだけでなく、酸素を使ったエネルギー代謝サイクルにも働いていますのでダイエットに必須です。

特に女性は鉄不足に注意しましょう。