ダイエット時の「正しいチートデイ」実践方法‼️ 

長期的にダイエットに取り組むと、慢性的に摂取カロリーが不足するので、必ず代謝が低下します。

この代謝低下を戻すための対策のひとつが「チートデイ」です。

チートデイと言うと「好きなものをお腹いっぱい食べれば良い」と思っている人もいますが、ポイントとなるのは「肝臓のグリコーゲンを満たすこと」です。  

特に低糖質ダイエットやケトジェニックダイエットをしている場合は、肝臓のグリコーゲンが枯渇している状態です。

肝臓からは「迷走神経肝臓枝」が走っており、そこから脳にシグナルが伝わって交感神経の活性が決まり、甲状腺ホルモンが調節されます。

つまり、肝臓のグリコーゲンが満たされれば、「栄養が十分にある」と脳が判断して代謝が通常に戻りますので、チートデイ成功という事になります。

筋肉にグリコーゲンを満たしたい時は、ブドウ糖が有効です。

いっぽう「果糖は肝臓のグリコーゲン合成に優先的に使われます」ので、チートデイのときは果糖を摂るようにすると効率的です。  

もちろん果糖としてではなく、砂糖(果糖とブドウ糖)でもOKです。

チートデイのときは砂糖を使った和菓子などのスイーツを大量に食べるようにしましょう。

中途半端に糖質を摂取しても代謝は元に戻らず、ただの高カロリー日になってしまいますので具体的な摂取量としては、「体重×12g」を目安としてください。

70kgだったら840gの糖質という事になります。

ちなみに、コンビニのおにぎり1個で糖質が40〜50g含まれています。

この量を24時間〜48時間の間に摂取しましょう。

そして体温を測定し、通常通りに戻っていることを確認したら、ダイエットを再開しましょう。

代謝が低下すると、体温は0.1〜0.2℃低下します。

チートデイ後に体温が戻っていなければ、さらに糖質を追加して摂取する必要があります。

また、ダイエットによる代謝低下対策には、甲状腺ホルモンを活性化するアシュワガンダなどのハーブも効果的です。

アシュワガンダは一日に1,200mg程度摂取すると効果的です。

【ダイエットの停滞を防ぐ方法】

理想は停滞期に陥らないように、短期間でダイエットを終わらせましょう。

51名を対象に、「16週間のダイエットを継続」した群と、「2週間ダイエット→2週間普通の食事」を8サイクル繰り返した群とで比較した実験があります。  

その結果、16週間ダイエット継続群は体重の低下が平均9.1kgだったのに対し、サイクルダイエット群は平均14.1kgの体重低下でした。  

また、体脂肪減少は16週間ダイエット継続群が平均8.0kgだったのに対し、サイクルダイエット群は12.3kgでした。

ちなみに、除脂肪体重の減少は差がありませんでした。

2週間程度のダイエットだと代謝がそれほど低下しないので、この様な差が出ると考えられます。

2週間ダイエットして、2週間普通に食べる(体重を維持する)という繰り返しでしたら精神的なストレスも少ないはずですので、無理なく健康的にダイエットを継続することができると思います。

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中島 健